弐つの遊戯卓

【五年目】 毎日頑張ってやりくりしていきてます。物書き、音ゲーと合唱やってます。最近DTMとか始めました

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保護及び対策課その六

弐「明後日から学生諸君の楽しみにしている夏休み。友達と遊ぶだの、勉学にいそしむなどすることは大量にあるだろう。今年の夏はちょっと長めらしい。まぁ後来年にも再来年にも夏休みは来るからボケッとすごそうとでも思ってるとたいてい後悔する。その学年での夏は一生でたった一回きり。ゆえに高校なんかに上がったら、全く違う夏がくるわけだ。友達も、趣味も。」
霞「ふぅん………。で、何が言いたいの?」
弐「…………教訓だ…。」
霞「………ぅん…。」
弐「↓終了の兆しが見えないが、製作停止期間に入ることが稀にあるらしい。」
霞「ネタ出し切ったら2年はやらないかもね。」
弐「…そんな発生遅いのか…?」

その6
何故保護者までが職場に行かなければならないのか意味がわからなかった。オフィスはまぁまぁ広くて、机が適当に並べてある。効率という言葉を知らないような並べ方だ。
「えーっと。此処が今日からのしょくん達の仕事場です。」
そういってウサ耳の少女が叫ぶ。叫んでるように聞こえる。
諸君という単語に達をつけても意味がかぶるからつけるべきではないと思う。のだが。
「向こうからアイウエオ順で座っていってくださいー。」
……気の合いそうな少女二人からなにやら批難という言葉を大量に含めた視線をこれでもかというくらいにウサ耳少女に叩きつけている。
そんな視線に負けたのか、ウサ耳少女は泣き目になって抵抗してくる。
「ち…違うもん…!上の……おじさんが…そ……そうしろって!」
机の上に立って、地団駄を踏み始める。なんというか負けず嫌いな性格なのか。
どうするべきなのか?
「と…とりあえず、好きなところに座るのが妥当だと思うが?」
「猫君に同意。」
「猫君と言うな。」
猫君と田代が提案をする。
彼を猫と言うのは少しばかり違うような気がする。耳にしても、猫かどうかわからない。犬かもしれないし、狼かもしれない。はたや麒麟かもしれない。
とりあえず皆で猫というのだから恐らく猫なのだろうが。
「……でも……。そしたら……オジサンに怒られちゃう…し……。」
ぐすぐす言いながら、ウサ耳少女が抗議してくる。
「……無邪気なウサ耳の幼女を怒鳴り散らすような人外はここにいないと思うんだけど…。」
「うぅ………でも…。」
フォローしたつもりだったが、どうやら逆効果みたいだ。子供の気持ちはよく分からないな。自分もそうだったわけだが、もう思い出せない。
「大丈夫だって。気づきはしないって。」
主が楽観的に言う。何故だか彼女が言うとどんなネガティブな言葉も、ポジティブに聞こえそうだ。
「…………うん…。」
拗ねたようにウサ耳少女はそういって、うつむいた。そしてこちらを見て、
「私は幼女じゃないんだから。」
と、言ってきた。
背が低くて、顔と目を真っ赤にして、拳を握らせ震えている所を子供と見るなというのが無茶というものと思う。

田代は大学のレポートだのといって帰ってしまった。
余った席に腰を下ろす。椅子は柔らかいがいずれかぺちゃんこになる。それが柔らかい物の使命だ。
「スライザー。」
どういう因縁からか、隣となったレミが話し掛けてくる。明らかに不自然だと思われるスーツが異常なくらい似合っている。
「爪はどうしたの?」
「爪はいつも出しておくと危ないからいつもはこうやってしまってる。」
自分の意志で爪は出しいれ可能で指の第1関節あたりから出てくる。ただ、これは少しはじめての人には刺激が強すぎる。分かりやすく言うとグロテクスだ。
関節がぱっくりと餌を待つ鯉の口の様に開きそこから、白銀でうなるように曲がった爪が出てくる。全く痛くは無いのだが、出血を伴う。それがひねくれたことに少量ではない。
「みせて。」
と、簡単そうに言ってくる。この一見どころか中身をみても普通の少女のどこが人外なのであろうか。
「本当に?いいの?」
「くどいな。くどい男は嫌われるよ?」
「心配していってるんだけどな…。」
実演してみせた。自分ではすっかり慣れたが、彼女は分からない。
だが、その出血をみてもレミは臆することもなく興味津々といった顔で爪を見てくる。向かいの猫さんとそのご主人は真っ青になって硬直しているが、こちらは一向に大丈夫らしい。そのギャップがなんとも面白い。
「……なんとも感想をつけにくいな…。」
「…………。」
主の方は顔が紙のように白くなって、ぼぉっとしている。こういうグロテクスなものは嫌いなのかもしれない。
「間違っても触らないで。指取れるかもしれないから。」
「ははは。オーバーだなぁ。」
笑ってレミに受け流された。当然といえば当然かもしれないが。
爪を出してない右手でまだ開けてない缶を手にとり放り投げる。それを爪を出してある左手でキャッチする。というか、切り刻む様に見えなくも無い。缶は紙のように千切れ、中身の炭酸の茶色い液体が危ない液体の如く床に落ちシュワシュワと音を上げる。
「わぁかっこいい!」
初めてタケトンボを見たような子供のようにはしゃぐレミ。
どたんと音がしたと思ったら主が卒倒したようだ。猫君が慌てて彼女の元へ向かう。
流石に自分が元で倒れてしまったわけだから、何もしないのは後味が悪い。
猫君に続いて、彼女のもとへ向かう。
「……あまり過激なものを見せない欲しかったんだが…。」
「あぁ…ごめん。大丈夫みたい?」
「頭を打ってなければいいんだが…。救護室に連れておくとする。」
それだけ言って、猫君は軽々と彼女を背負うとどっかへ行った。彼に場所がわかるのだろうか。
「わあぁぁ!誰!?」
悲鳴に近い叫び声が広いが決してそこまで広くはない部屋に響き渡る。
「こんな汚しちゃって……叱られるの私なのに……。」
ぐすぐすと無くウサ耳少女をなだめるようにレミが一緒に自分のぶちまけた、血とコーラを掃除をしている。
なんだか聞きたいことが無数にあるものの、自分の行動が多くの災難を呼んでいるようだ。
泣きじゃくるウサ耳に近寄り、同じ目線になるように足を折る。そしてその後、耳の間を撫でてやる。
「ごめん。後でなんか奢ってあげるから…泣き止んで」
「………カロリーメ○トフルーツ味…。」
「………分かった…。」
突っ込むべきなのだろうが、敢えて無視する。
それでもまだ泣き止んでくれない。レミの手際のよさからもう既に血染みとコーラは処理が完了している。
「危ないものはしまってね。」
レミが小声で教えてくれなかったらいくら貢ぐことになっていたことやら。

「僕、家が無いんだけど。」
「うん。私も。」
皆帰ってしまった後で、2人残ったのはなんの宿命なのか。
「コンビニが直ぐ近くにあるから買いにいこ。」
ウサ耳が背広をぐいぐい引っ張って提案してくる。ここで承知したら負けだ。
「え?何を?」
「カロリー○イト。」
「そうだっけ?」
「うぅぅう…子供だからってバカにしてぇぇ…。」
「わわ、分かったって。だから泣かないで。」
「じゃいこ」
子供はずるい。誰があんな恨めしげであるにも関わらず、無垢な上目遣いで送ってくる視線をくらいながら、あそこで断ることができよう。全知全能の神でも不可能に違いない。根拠は無いが。
手をむりやり引っ張られ、夜道を歩き出す。
後姿を追いっていたら、彼女の背広のしたのあたりからちらちらと白いふさふさした物体がくっついているのに気づいた。
「ぴぎゃぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああ!!!」
ごみかと思ってとってやろうとしたら突然子供とは思えないが子供の悲鳴をあげた。そして、数瞬後にその白い物体が彼女の尻尾だったときづいた。
「あ、ごめん。」
「うぇぇぇえええええん…。」
街灯はあるがそれでも暗い。それでも人通りは多い。
周囲の目に自分はどんな風に映っているか。
「あぁあわ、ごめんごめん。尻尾だなんて思わなかったもんだから。」
「……ぅぅ……。」
宝物でも扱うかのように優しく尻尾を撫でている。
「…………バカ…。」
「……2つ買ってあげるから泣きやんで。」
「むんぅ…子供だとおもって…。これでも私は人間の歳で21なんだからね……。」
どう見ても、どう考えても10にも手の届かない子供だ。頭にあるものを見なければ。
「バカァァぁ!」
何か堅いものがとんでもない速さで顎に当たる。呆気にとられてたから反応ができなかった。そうでなくとも早かった。
少しばかり宙を舞って勢いよくアスファルトの道に腰をぶつける。
「いてて……。」
「うわぁぁぁん!スライザーのバカァ!」
そんな事を言ってウサ耳はもと来た道を走っていった。
顎と腰の痛みに耐えながらなんとか体を起こす。彼女は課に帰ったのだろう。
顎に触ると痛みが走る。かなり強く殴られたようだ。あざができている。口の中に血の鉄分の多く混じった味が広がる。
どうやら拳銃で殴られたらしい。あんな少女に持たせておいて大丈夫なのか?
通りがかりの残業(酔い及び禿げ属性)サラリーマンに助けられ、ようやく立ち上がると彼女の散らした涙を頼りに道を戻り始めた。

弐「このクソあついなかお疲れ様です。」
霞「ふぅ。」
弐「弐人はこのクソ暑いなか、長袖長ズボン(そのしたに半そで半ズボン)とかいう格好で、手を裾の中にしまってすごしてるもんだからめちゃくちゃ顰蹙(ひんしゅく)かってるわけ。」
霞「……見てるだけで暑苦しい…。」
弐「少しは回りに気を配って欲しいね。」
霞「本人如く、汗が風に当たると涼しくて気持ちいいとか。」
弐「でも、汗臭いわ暑いわ動きにくいわでマイナス面の方が多い気がする。」
霞「………そうだね。」
弐「……さてそろそろ汗でコップ2杯満たされたんで、御暇しましょっと。」
霞「オヤスミぃ。」
弐「ノシ。」

霞「1日壱クリックお願いしますー。命託しますからー。・゜><゜・。
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弐人「暑くない!汗くさくない!動きにくくないわぁ!」
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プロフィール

可児 珊士

Author:可児 珊士
大学生。
元音楽(合唱)部員。旧BASS。
ギターが欲しい年頃。
作家志望。
本陣:埼玉
カラオケ行くと声的な意味で別人化。

アイコンは柊氏より頂きましたΣd(゚∀゚d)

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