弐つの遊戯卓

【五年目】 毎日頑張ってやりくりしていきてます。物書き、音ゲーと合唱やってます。最近DTMとか始めました

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手に取り、刎ねる、突き刺す

 男が棚に並んだ物品を品定めしている。バールのようなものを手に取り、バッドを手に取り、チェーンソーに手を触れる。その鋸刃に宿る凶器性に、もしや、という印象を与える。しかし、彼はチェーンソーを手放す。そして、神体のように飾られていた日本刀を掴み取った。鞘から刀身が抜かれる。鈍い銀色。彼は得物を手に取り、地下室へ続く階段へと、足を踏み入れていく。
「ここから先はグロいので見せません」
 それは大学の講義で見た映像で、ものすごく気になる場面だったのに、その先を見せてくれなかった。気になりすぎて、その後の話は全く頭に入ってこなかった。そういう思い出があった。
 で、遂に先日その先を観る機会が唐突に訪れた。
 その映像、というか映画の題名は『パルプフィクション』。ジャンルは「バイオレンス」。男二人組が並んで銃を構えるカットで有名な映画。シド・フィールド曰く「この映画を見た者は、大好きになるか、大嫌いになるかのどちらかである。私は嫌いだった」。僕は大好きだった。
 日本刀を手にとったブルース・ウィルスが、ギャングのボスがレイプされている地下室へと忍び寄っていき、傍観している男を斬り殺す。そうして助けだされたギャングのボスは、自分をレイプしていた男をショットガンで半殺しにする。
 脚本が凄かった。二時間半の映画だが、本当に一瞬で終わってしまった。アカデミー賞脚本賞を受賞したらしいが、役者、映像、台詞のどれかが欠けては成り立たない危うさを孕んだ映画だった。基本的に下品な会話であるのに(fuckの使用回数は250回を超える)、聞こえてくるのは上品な会話だ。バイオレンスな映像であるのに、見えるのは耽美さ、そして爽快さである。英語のヒアリングはさっぱりであるが、それでも語りかけてくる何かがある。
 そして、エンドロールを見ながら、なぜあの講師がブッチによる逆襲のシーンを見せなかったのか全然分からなかった。男がレイプされている映像を見せるのが良くなかったのか。
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  1. 2015/08/24(月) 20:37:14|
  2. 尋常の日記・雑記
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可児 珊士

Author:可児 珊士
大学生。
元音楽(合唱)部員。旧BASS。
ギターが欲しい年頃。
作家志望。
本陣:埼玉
カラオケ行くと声的な意味で別人化。

アイコンは柊氏より頂きましたΣd(゚∀゚d)

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