弐つの遊戯卓

【五年目】 毎日頑張ってやりくりしていきてます。物書き、音ゲーと合唱やってます。最近DTMとか始めました

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保護及び対策課その拾伍~コメディ風味編~

弐「五目並べで自称『幼稚園生五目並べ世界大会ベスト64』の友人に五連敗した弐人プレゼンツ。」
屍「ベスト64って数字がステキ。」
霞「ドンマv」
兎「ネタいつ切れるか楽しみね。」
弐「↑それはいうな。↓↓↓」

その拾伍
じりじりと間隔が狭まっていく。追っ手の息遣いが間近に感じられる。
ルールの中で『これを爆発させる』と脅すのは禁止ということになっている。行った場合は即座に水素爆弾のスイッチを押すとか。
こちらが勝った場合はそれを送ってくれるらしいが、信用していいものなのだろうか……?
こちらとしてもそれが好都合だ。
ちょっとした刺激では爆発しない……これもかなり助かる。爆発するのは、スイッチを押すか1000Km/h以上の速さで突っ込んできたものに当たったときのみ。ありえない強度……。
それよりもちょっと不可解なことがあった。追っ手のことなのだが。
人間2人と、意味の分からないものが1人……。
鬼のような顔と両肘から出ている牙?みたいな刃物。骨の襷に緑色の皮膚。どう見たって人間じゃない。てかめちゃくちゃ怖い。
たまに鎌を投げてくる。外れた鎌の行き先はもちろん壁か地面。当たった方は警部が頭ぶつけたんじゃないかと疑いたくなるような穴を作る……。警部の馬鹿力は底知れない……。
「お前らは邪魔するな……。私があいつを殺る……。」
機械みたいな声でそんなことを言う。めちゃくちゃ怖いんですが……。
ていうかめちゃくちゃこっちが不利なことが判明。
なんとも、粒子があいつを怖がって近寄ってくれないとかいうんですが……。
粒子に感情があるなんて分かるの俺くらいだろう……あのただならぬオーラ……鬼の形相にあの鎌(赤く塗ってあるのは演出ですよね?)にあの機械音声……。
行き止まりが前方に見えてくる。
俺は怖いの我慢して振るえる足酷使して走ったんだからお前らだってがんばれよ!
「くふふふふ……。」
あ、やばい。
基本的にここでこのエコバッグを投げるのは禁止だ。
さっきの公園の時は忘れていたが、脅しまがいのことは禁止なんだっけ……。
この般若に遭遇したのは公園から10分後くらいのこと。
黒の高級車が目の前に飛び出してきたかと思ったら、案の定この人たちでした……。
エコバッグを胸で抱きしめて、粒子をかきたてる。だが命令を聞かない。こんな事は初めてだ……。
「くふふふふ……おとなしく渡すか、おとなしく死ぬか……。どうせこちらに渡るなら生きた方が得と私は存ずるが……。」
……こいつ……!
俺が手も足も出ないことが分かってる……。
俺は怖いのを我慢して奴と向き直る。なんと醜い顔だろう……。平和な森にこいつが入っていったら次の日から心霊スポットになりそうだな……。
右人差し指をぴんと立てる。
「分かった……仕方が無い……ここは取引をしないか?」
「ほう……興味深いな……。」
ギィィィィィィと鎌が唸りをあげる。生きた心地がしない……。
「こ……これをくれてやるから……もう俺を含む仲間に手出しを一切しないでくれ。」
「……なるほどな……そんなこと当然じゃ……。」
ゆっくりと近づいてくる。鎌を地面にギギギギと鳴らしながら。こすれた地面から火花が散っている。
「……私からも条件を存じて良いな?」
「も……もちろん……。」
この人存じるの使い方が幅広い。
「私の条件は……それが本物であること……。」
ニタリと鬼が笑った。
その殺気にあてられ、動かなかった粒子が死に瀕したネズミの様に狂って本来の仕事を始める。
無論俺はそいつらの手綱を握るわけで。プロの鵜飼師だって何十兆にも及ぶ鵜の制御はできませんよね?そんなに浮かぶ川がねえなんてのは突っ込みとして不適切。
俺の60兆の細胞とそれを上回る数の粒子が暴走する。まぁ……意識はあったから細胞60兆じゃないとおもうけど……。
「おぉぉぉぉ……。」
俺は超能力者っぽいけど違う。……厳密には違うが……結局は同じ事だろう。
体が尋常じゃないくらい熱い。
「そこの変なの!助けて……。」
「ヘンなのだと……。」
誰だってこんなもん予想できるかっての……俺は俺の命を狙ってる奴に助けを求めてしまう。

ここにもう1人の俺が誕生した。

粒子の4分の1くらいがそいつを形成するのに使われているらしい。形は人間をとどめているが人間に見えない。俺だって根拠は無いが……俺に似てる……。
下から上まで真っ黒な外見。そして飾りなのか背中辺りで羽ばたくマントのような布キレに見えるもの。手には真っ黒な剣のようなもの。内臓のような鈍い光沢を放っている。喩えが悪いかも知れないがほんとのこと。そして真っ赤な目。目の位置についていて、ギラリと網膜をやられそうな赤い光を放っている。
素直に言うと、昨日の夜あたりから体がおかしかったんだが……体というよりも粒子の方だが。短期間でこき使いまくったからかもしれないが……。
奴が威嚇とみなしたのか鎌を一閃してきた。空気が悲鳴をあげて裂かれる音が綺麗に聞こえる。
俺の形をした影みたいなものは、それを備えつきの剣で捉える。ギワィンと普段絶対に聞かない……そういう剣が登場するファンタジーみたいなアニメとかゲームでよく聞く音を間近で聞く。あの剣そんなに強いのか……一応俺の体内にあった粒子でしょ?
「ふん……やるではないか。見直したぞ小僧。」
「こ……こぞ……。」
ニタリと笑う般若。絶対に上司にしたくない奴だ。怖い。難易度S級の理不尽シュミレーションゲームみたいにいつ首が跳ぶか分かったもんじゃない。てか一応立派な小僧って言うのは失礼かと。
いきなり影が口を開く。
「僕を小僧と呼ぶには2,3年早いみたいですよ。」
「ほぅ……。」
俺が思った内容……改ざんどころかとことん謙遜した台詞になっているが……やつらと思いを共有しているらしい。てか……2,3年したら小僧とかそういうレベルじゃなくなる。
鬼は鎌を一回転させて、態勢を立て直す。人間の業じゃナいからそれ……。
俺は行き止まりの壁によりかかりながらそれを観戦する。ハッキシ言って、粒子が大部分行っちゃった所為でかなり体がだるい。
結界のときも大半を飛ばしたが、それはまだ俺の体の一部分であったわけであって、独立こそはしていなかった。
そして今回は究極の極限まで追い詰められた結果、粒子が俺の体から独立してしまった。むしろあっちから独立した感じだ。だが考えていることは同じだから、もう一人の俺といってもいいかもしれない。
鬼が人間の筋力ではとうてい成しえない速度で鎌を振る。それを当たり前のように受け流す俺の影。そして受け流すと同時に右踵蹴りを放つ。鬼はそれに異常な速さで反応し鎌を持っていない左手の甲で防ぐ。
「くっ……。」
鎌がカランといって道に転がった。そしてその近くには左手を押さえている般若。
「まさか……私がこんな失態を見せるとはな……。」
砕いたらしい。左手の骨を。
だが、防いでいなかったらその強靭な踵蹴りをもろに体に受けてただでは済まなかっただろう。
影がやつの前まで歩いていって静かに礼をする。
「分かってましたから。防いでくれる事を。」
「ふん……。」
いたって平然を保っているように見えるが顔色が悪い。てか普通の人はこんなところで軽く鼻で笑えないでしょうに……。
「私としては……貴様ら野放しにすることを無視できん……。……これで済むと思うな……。」
「もちろんですとも。」
影の頭が少しだけ傾く。恐らく……笑いかけているのだろう。
「あと……そっちの男に礼を言っておくがいい。」
「……無論です。」
……俺か……。
「お……俺?」
「ふん……大した男よ……。」
そういって般若はいつの間にかあった車に乗り込んで行ってしまった。……もうちょっと格好良く退散して欲しかったけどな……。
「主人様。」
その声に顔を上げると赤い眼差しが印象的な黒い顔があった。自分で言うのもなんだが面影が自分に似たものを感じる。
「己の体を持てるとは全ての同志の夢なのです。特例ですらそんなことを望めないというのに、なんと申し上げたらいいか……。」
「ままま、待ってくれ。俺が何をしたって……?」
「この姿の事ですよ。」
そういって片腕を掲げる。その手には例の剣が握られている。
「これは奇跡としかいえようがありません……僕達一般的な粒子達が人体に定着するなど。」
「え……。」
俺が最初の成功体であるばかりに、これがいちばん簡単なのだと思ったが。
「こうなることはそのときから予想されていたことなのですよ。」
赤い眼光が笑うように歪んだ。
「なるほどね……。」
「主人様、辛そうであるが……如何ほどなられました?」
「いや……。」
粒子の数がドバッと減ったことに体が対応しきれていないだけ。細胞が粒子に多少頼っていたこともあるかもしれない。……俺は普通の人よりも身体能力が異常だったから。
「少しの間でもこんな姿でいられたのなら感謝の意など一生尽くしても言い切れません。主人様の御体調が優れぬというのであらば僕達は元の粒子にに戻りますよ。」
「……悪い……。」
「いえ……。……でもたまには外に出してくれるとありがたいです。」
そう恥ずかしそうにそう言って影は消えた。黒い霧のようなものが体の中に入ってくる。
……いつもの調子が戻ってきた……。
ゆっくり立ち上がると、エコバッグを拾って近くのゴミ箱に捨てる。もういらないだろう。
あと36時間。これは完全な持久戦だ。戦いは始まったばかりだ。
───────────
熱い日ざしに絶え間なく動きつづける車、忙しなく歩きつづける人々に薄くなっていくオゾン層。それらの要素がまとまって暑さとなってわが身にふりかかる。
本音を言ってしまえば、さっきの戦闘で半端なく消耗した上この日差し。そこらのネットカフェにでも入ってのんびりしたいのだが……。
化身を作り出すのはとてもコストがかかる。透明状態を10分保つとかあのときみたいに街全体に結界を張るよりは遥かに楽なんだけけど、それでもキツイ。
ただ今手ぶらであることは嬉しかった。いつも背負ってるものが多すぎる。今も背負ってる最中だが……。
涼しさを求めてなんとなく路地に入る。……昨晩はこれでめちゃくちゃ痛い目を見たのだが、長年の癖というか……いや違う。これは避暑の為に入るのであってなにかを期待しているわけではない。偶然誰かに会うとか、そういうのを期待しているのではない。うん。
現状今誰かに会っても俺の立場は変わらない。
疲れてるなら休め。それだけだ。
だから一刻も早く疲れを癒さねば。
そう考えて暗い路地へと入る。もちろん今は昼間だし、この辺はにぎやかなので路地裏も人がいる。まぁ……目つきが悪いニィちゃんとかが大多数だけどさ……。
「聞いたか……16番街のこと……。」
「聞いた。なんでも酷かったらしいな。」
ふとそんなことが聞こえてきて足をとめる。だが隠れて聞き耳を立てて聞けるようなものが無い。
「すまんが、詳しく教えてくれ。」
そういって輪に加わることとする。もちろんすぐ抜けるつもりだ。
「ん?あぁ……なんでも怪物が出たとか何とか。」
ちょっと驚いた顔をしたものの一応説明してくれる。
「十六番街ってあの繁華街だろ?」
「んー番号がついてる時点で全部繁華街なんだけがな、そこで怪物が出たんだとさ。」
「へぇー。で?」
同じ事を言ういわゆる情報屋って感じの男。それともう一人はゴツイ……用心棒みたいな堅そうな筋肉で覆われた体を持つ大男。
輪といっても相手は2人組み。これならすぐ、抜けられる……ハズ。
「めちゃくちゃ暴れまわったわけではないが……少しばかり壊れたみたいだな。あのイズレ・フォレストとかいうビルも。」
「へぇ……マジか……。」
イズレ・フォレストというのは現時点で日本で一番大規模なショッピングビル。高さ35階地下4階全て店になってるとかいう買い物狂の聖地。俺は行ったことないが。
「んで……その怪物とかいうのは?」
俺が訊くと男はちょっと眉を寄せる。そしてすぐ戻すと、
「ぁぁ……なんでも龍みたいとか蛇みたいとか……。そんな馬鹿でかい奴があらわれたんだとさ。」
「……ありがとう……。」
成り行きは分からないが、どうやら俺の知らないところで俺以上に厄介なことが起きているらしい。
「この先にいくのか?」
用心棒みたいな男に声をかけられる。心臓が止まるかと思うほど驚いたのは隠せたようだ。
「あ……あぁ……。そのつもりだが……。」
こっちから通った方が速そうだし。
「せいぜい気をつけなよ。……この辺には暴力団とかそのへんの下っ端がウロウロしてるから。」
引き返そうかなぁ……。
「ははは。そう脅してやるなって。たまに居るくらいだ。たまに。」
情報男がそう言ってくる。それなら気は楽なんだけどな……。
彼らに礼を言って分かれた後、複雑にいりくねった路地裏を進む。路地裏といってもそこまで狭くは無い。なんというか……一言で言ってしまえば、無法地帯と言う言葉がぴったりだ。時折、喧騒が聞こえる。
そんないつもの俺なら怖くて近寄れないような場所を俺は今歩いている。……何故か怖くないのだ。さっきの2人組みといっても、いつもなら絶対にかかわりたくない類の連中なのに、会話に混ざることができた……なんなんだこれは……。
肩が誰かの肩と当たった。当たったというレベルではない……。明らかにあちらからぶつかってきたというのが適切。
「ウォイ!どこ見て歩いとんじゃぁ!クソガキ!」
典型的な番長といった男だ……だが、身長は2mいっていそうで俺より頭一つ分くらい高い。顔にはよく生きてたねってくらい醜い(カッコイイ)傷跡が見える。声には恐ろしいほどドスが入っており、いつもの俺だったら逃げてたはずなんだけど……。
「いや……ちょっと急いでるんで……。」
強引にその巨体を押しのけて道を開く。
瞬間、恐ろしい殺気の発生と周囲の男達の顔が強張った。
「ええ根性しとるなぁ?キサマ……。」
足を止めて振り返る。さっきのが温和な時の顔だって言われて納得できるくらいに顔がやばいことになってる。切れてはいけない血管が額に浮き出てる。
「このオトシマエどうしてくれる……?」
手をゴキゴキ鳴らす。……典型的すぎて番長のそういうイメージが俺の中で崩れ去る。
「なんで俺が責められてんの……。」
少し俯いてそうわざと聞こえるように呟く。
刹那、その板を割れそうなくらい堅そうな拳が俺に向かって恐ろしい速度でとんでくる。
勝った。
右腕の筋肉を粒子反応によって活発化させる。
そして、飛んでくる拳が体に当たる手前でその太い手首を掴んで思いっきり捻る。
「あだだだだだだだだだだだだだ!!」
そのあと足をすくって転倒させる。同時に手首を離す。
どたーんとあたりに景気のいい音が響く。
「ぁぁ…………。」
痛さに顔を歪ませている奴の頭を手のひらで握る。
「もう俺行っていい?」
「ハ、ハイ!ご自由になんなりと、仰せのままに!!」
神にすがるように叫ぶ。
ぽいっとその頭を捨てて踵を返し、また歩き始めた。
観衆の拍手がどこか心に沁みて、俺の気を急かすのであった。

弐「現在拾六まで書き上げてある。文の構成がヘタッピなもんで、目まぐるしく場面が変わるんでじっくり読まないと自分でもついていけない……。」
屍「拾七で待ちに待ったツンデレ……が登場するらしい……。」
霞「今回拾伍だから明後日だねー。」
兎「楽しみなの……?」
弐「弐人がこのまえ、『ツンデレって扱いが兎並に難しいょー』ってぼやいてたから期待はしない方がいいぞ。適当にツンデレ語並べてるだけのやつかもしれん。」
兎「どういう意味よそれ……。」
屍「弐……。前、お前が文って言ってなかったっけ。」

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  1. 2008/07/31(木) 21:59:37|
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  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

どうも\(^o^)/ はじめまして浜屋ムロです。
俺は今「突撃!隣のブロガーサン」というのをやっています。
霞弐屍兎さんのブログがにほんブログ村
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で隣だったので訪問させていただきました。
もし良かったら俺のブログにも来てください。
よろしくお願いします!
  1. 2008/07/31(木) 22:15:48 |
  2. URL |
  3. 浜屋ムロ #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

可児 珊士

Author:可児 珊士
大学生。
元音楽(合唱)部員。旧BASS。
ギターが欲しい年頃。
作家志望。
本陣:埼玉
カラオケ行くと声的な意味で別人化。

アイコンは柊氏より頂きましたΣd(゚∀゚d)

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