弐つの遊戯卓

【五年目】 毎日頑張ってやりくりしていきてます。物書き、音ゲーと合唱やってます。最近DTMとか始めました

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2010/05/04

 僕がこの手記を書くにあたって、いくつか分かっておいて欲しいことがいくつかある。
 まず、僕の性格からいって、自分の心境をつづるということを積極的にしたいとは思わない、ということだ。三日坊主という言葉は、僕が坊主であったなら、僕をそのまま指していると考えても良い。
 そんなずぼらな僕が、こんなものを書くことにしたのは、間違っても心機一転した、だとかそういう要素は全く絡んでいないことを言いたい。難しく言うと、恣意的なものではない。
 百聞は一見にしかず、という諺があるが、それは全くの真理だと僕は思う。そしてそのままの意味よりも、もっと掘り下げた意図があると思う。
 ブラウン管(今時じゃないが)で通して観るスポーツと、実際にフィールドで観るスポーツには、あからさまに違うのと同じように、それこそ初恋に落ちた純情な少年に主観でなるか客観でなるかで、自らの気持ちにどれだけ差が出ることか。
 聞くと見るとで百倍もの差があるのなら、見るのとやるのとでは千倍もの差があるはずだ。

 というか、実感したわけなんだけど。

 太陽が昇ることに、疑問を抱けるだろうか。
 目覚めたとき自分が居る場所が、寝た時と同じ場所だということに、疑問を抱けるだろうか。
 寝る前に明日が今日と同じく過ぎるだろうということに、疑問を抱けるだろうか。
 僕は抱かなかった。
 仮にその疑問を投げかけられても、相手にしなかっただろう。
 リアリティが無いから。
 夢の中で銃口を向けられるのと、現実で銃口を向けられること。
 僕は、それ以上の恐怖の差を経験した。

 目が覚めたら、そこは見慣れた天井でもなく、でなければ舗装された道が見えるわけでもなく、現代技術をフル活用した民家が林立しているわけでもなく。
 そのとき、僕が何を思い考えていたか、全く覚えてない。
 だが、今、そのときの僕を客観視してなら、心境を見出すことができる。
 どこだ、ここは。
 と。


「おはよう」
「おはようございます……」
 トウジは、偏ったように重い頭を手でさすりながら、挨拶を返した。
 手記を昨日の晩に書き始めたのだが、思ったように筆が進まず、寝たのは随分と遅くだった。お陰で、読み直してみると、随分と後半の内容が薄く感じられる。でも、誰に見せるわけでもないので、トウジは書き直そうとも思わなかった。
 随分と遅い朝らしく、卓上に延びた日向はやけに堅い。
 トウジはため息をつくと、椅子に静かについた。年季の入った椅子が軋んで音を立てる。
 目前の机は余り物の木で作ったかのように表面が粗く凹凸も酷いが、それでもがっしりとしている、堅気な職人が作ったかの様だった。
 ふいに、朝食であるスープが静かに置かれる。
 トウジは我に帰って見上げると、挨拶を彼に投げかけた男が笑みを投げかけていた。
「ようやく慣れてきたみたいだな」
「はぁ……それほどでも」
 ここに住んでもう一ヶ月といったところか。確かに当初と比べれば落ち着いたのだろうが、それでも今までの安心感とは程遠い。事の規模から言って、この程度で慣れたと豪語するには早すぎる。
 男はその返答を聞くと、少し笑みを強張らせた。
「そうか、俺にはよく分からんが、もう二度と死のうなんて思うんじゃないぞ」
「……はい」
 この男の名はショウダといい、トウジは彼の家に住まわせてもらっている。細身な体の彼だが、身長は百九十に届く勢いがあり、屈強な体を持ち合わせている、戦士の様な男である。




書いた記憶がないけど、昔のフォルダから出てきたんだから、俺が書いたんだろうな。でも、何を書きたかったんだかさっぱり解らない。
このフォルダをもっと探れば、もっと出てくるかもしれないな。
こういう新芽みたいな話が、結構転がってるんだよね。書こうと思って、書き始めてすぐ存在を忘れる、っていう具合でどんどんと増えていく。
ちなみにタイトルは「ff」。
メモ書きで、
・男は化学的。
・女子が男を庇って死ぬ。
とかなんとか書いてあって、ますます意味不明。俺が女の子をむやみに殺すような話を書くはずが、っていうかそもそも人が死ぬような話を書いた覚えが無いので、本当に俺のか?って思うんだけど、やっぱり俺のだよな。

まぁ、いいや、なんとなく面白かったから載せました。
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  1. 2011/05/18(水) 18:56:39|
  2. フィクション小説(妄想)
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可児 珊士

Author:可児 珊士
大学生。
元音楽(合唱)部員。旧BASS。
ギターが欲しい年頃。
作家志望。
本陣:埼玉
カラオケ行くと声的な意味で別人化。

アイコンは柊氏より頂きましたΣd(゚∀゚d)

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